トランプ氏によるホルムズ海峡封鎖。一見もう冗談にしか見えないがその本質を考えれば見えてくる。
アメリカ政府の資金繰りの問題だ。先のトランプ関税しかり日本への投資(というよりは実際はカツアゲだろう)圧力しかり。米国債の償還が厳しく金利も上昇している。かくなる上はシェール石油での原油販売にて乗り切ろうという事であろう。ベネズエラ侵攻もしかり。大義名分も糞もない。ただアメリカ政府の資金繰りの問題をいかにして他国へ押しつけてアメリカ政府を延命させるかと言うことだ。いっそのこと吹っ飛ばしたらと一日本人としては思うが、まぁ覇権国家なのでtoo big to failであることは勿論、韓国の様にはいかない。気の毒な事であるが日本も迷惑を被り円も安くなり原油高と相まって物価上昇圧力は非常に高まっている。この状況で取り得る選択肢は大きく三つ
①徹底的に米国追従
②中東各国との協調関係強化
③第三国との連携強化
この三点だろう。状況はかなり逼迫している。まず
①米国徹底的追従
全てトランプ大統領が正しいと嘯く。日本はアメリカ政府と共にある。覇権国のサポートをすることこそ日本の役割である、と岸田元首相のホワイトハウスでの名演説の通りにひたすら追従し日本の石油利権構造を変革する。原油の輸入を中東から米国への本格的な構造シフト。経済安全保障上軍事同盟国である米国からエネルギー生命線を確保するというのは一理ある。今回の米国の真の狙いこそそこにありアラスカやベネズエラでの開発により巨利を得るためにはその原油の購買先が必要だ。日本の原油の約95%程度は中東に頼っており実質的には中東に生命線を握られていると言う見方もできる。そういう面で言えばリスク分散の良い機会と捉えることは出来るだろう。しかし、果たしてそのような視点だけで米国追従をして良いものだろうか?軍隊が国内におかれ石油まで握られたらアメリカ政府に益々隷属せざるを得なくなる。果たしてその時日本は日本として憲法前文にある国際社会における名誉ある地位を保てるといえるだろうか?私には疑問が残る。次に、
②中東各国と連携強化を進める。最善手はこれだろう。日本の中東での石油利権はアラビア太郎こと山下太郎氏の満州での巨利と報恩国への思いでそもそも得られたものである。長年にわたるサウジアラビア王家と日本の皇室の外交力や外務省の中東各国への関係維持の努力があればこそであり、(陰謀論的ではあるが)菊の御紋も古代シュメールにまで遡りかのサダム・フセイン氏は日本人に学ぶ必要があると言っていたという説もある。シルクロードを経て多くの文化が日本にはもたらされておりシルクロードの始点ペルシアとその終点である日本。この古代からの長い繋がりがあればこその現代があり、我々日本人はその歴史と弛まぬ外交努力に感謝すべきである。先人たちや現在の皇室や外務省職員さんたちへも当然に感謝すべきであろう。この視点が今の報道には決定的に欠けている。長きにわたる先人たちや皇室や外務省職員さんに感謝。
故に米国追従は大きな金融パワーをもっての巨大な圧力ではあろうが何とか中東各国との関係を壊さないよう外交交渉願いたい。宜しくお願い致します。
③第三国との連携
これはロシアとの関係強化やオーストラリアへの開発支援になるだろう。岸田内閣で維持が決定されたサハリンでの天然ガス利権にのみならずサハリン1での石油利権の獲得。アラスカでの石油開発があるため米国はヨシとはしない可能性が高いが実際にサハリン1で利権を持ってるのは米国のエクソンモービルだ。言ってることと実情があってない。日本にだけやめろというのは筋が通らないだろう。
もう一点はオーストラリアでの開発支援だろう。天然ガスでのエネルギー安全保障上重要国であるが原油そのものは余り多くない。しかし、オーストラリアは人が住まない大陸中央部には重要鉱物をはじめ原油の埋蔵量についても相当量の埋蔵量があると想定されている。オーストラリアはイギリス支配下だった為イギリスが大きな壁になる可能性は高いが日本企業とオーストラリア企業との合弁会社の設立で開発することへの道を拓くことは出来るだろう。長期的安定性においては最善手となる可能性が高い。
最後に石油の代替物人工石油へのシフトも考えられるがどうにもこうにもこれは世界的な利権をぶち壊すものになるため採用されないであろうことは残念ながら見えている。
中東各国との外交交渉進めイランを何とか懐柔出来ないものか。イスラム教シーア派という少数派故に多数派からの圧力で頑なになっている面もあるだろう。サウジアラビアやクウェートなどスンニ派諸国との良好な関係からイスラム教社会でのイランの孤立化を抑えイランにある種の”逃げ場”を確保することが出来れば落としどころとなる様にも思えるのだが。。。暴走トランプ大統領はそういう面では全く考えはないだろうからこの惨状にも繋がっているだろう。
しかし先に書いたがアメリカ政府のやってることは詐欺師のポンジスキームを国家でやってるようなものでそのツケを他国にふっかけているだけのようにも見えるんだけどねぇ。


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